814: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/11(月) 21:22:59.08 ID:USTa3CAG0
お祓い師「……そうか」
若い道具師「協会支部の華が一つ消えてしまったのは寂しいですね」
お祓い師「そうだな。旅をしていると出会いと別ればかりだが、いつまで経っても別れだけは慣れないな……」
815: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/11(月) 21:26:49.37 ID:USTa3CAG0
若い道具師「お連れの方と喧嘩をしているということですか?」
お祓い師「なぜそうなる」
若い道具師「いえ、お連れの方とご無沙汰という意味だと思ったのですが」
816: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/11(月) 21:31:22.51 ID:USTa3CAG0
お祓い師「実はよ……」
お祓い師「……昨晩のことなんだが、俺はあいつに対して家族のように見ていると言ってしまった」
若い道具師「そ、それは本心ですか?」
817: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/11(月) 21:34:20.74 ID:USTa3CAG0
若い道具師「分かりかねます」
若い道具師「逆にあなたに、“根暗そうだ”と女性が近づかない、道具研究の界隈に身を置く僕の気持ちがわかりますか」
お祓い師「…………」
818: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/11(月) 21:52:14.32 ID:USTa3CAG0
お祓い師「ま、まあそうだが……」
若い道具師「それなら提案があるんですが」
お祓い師「勿体ぶらずに言えよ」
819: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/11(月) 22:03:35.96 ID:USTa3CAG0
蛇眼の受付嬢「道具師さん……。私のお酒の誘いは断ったのに、お祓い師さんと色街に行く余裕はあるんですね……」
若い道具師「い、いやあ、これは……」
蛇眼の受付嬢「そ、ん、な、に、お暇でしたら、丁度いい依頼が有るんですけれども受けて下さいますか?」
820: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/11(月) 22:04:53.21 ID:USTa3CAG0
若い道具師「(なんでって、蛇の姐さんと飲み比べをしてもロクな事にならないんですよ……)」
お祓い師「(ああ、そういう……)」
蛇眼の受付嬢「……聞こえていますよ?」
821: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/11(月) 22:42:12.56 ID:USTa3CAG0
お祓い師「だが俺は今とある事情で力を使えない。いや、正確には使えるんだが、狐神に負担がかかってしまうからなるべく控えたい」
蛇眼の受付嬢「原因の調査だけで構いませんよ。それに有事の際は道具師さんが何とかしてくれるでしょう。その人も一応退魔師協会会員なんですから」
若い道具師「い、一応って……。まあいいんですけどね……」
822: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/11(月) 22:43:14.85 ID:USTa3CAG0
*
823:名無しNIPPER[sage saga]
2016/07/11(月) 23:12:11.53 ID:DXJJYWMWO
乙ー
824:名無しNIPPER[sage]
2016/07/11(月) 23:21:32.87 ID:S8ZBsxgao
書き込みの調子が悪いのかしらん
とりあえず乙
とりあえず、なんかフラグくさいぞ
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