828: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/12(火) 00:26:44.94 ID:Ev8s/EXX0
若い道具師「ええ。あの街の教会の神官らは共和国から派遣されれていますよね」
若い道具師「それで今回の暴動騒ぎについて共和国軍が介入してこようとしたらしいんですけれども」
お祓い師「……皇国がそれを突っぱねた、か……」
829: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/12(火) 00:27:18.49 ID:Ev8s/EXX0
狐神「ふん。わしに背後を取られるようではこの先が不安じゃのう」
狐神「で、その共和国とやらが自作自演をして何か得をするのかの?」
お祓い師「そりゃあな。あいつらが皇国領に攻め入る口実になる」
830: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/12(火) 00:28:51.84 ID:Ev8s/EXX0
┌──────────────────────────────────
| 。
| _n__
| ___ _/ \__ 。
| / V / /\
831: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/12(火) 00:29:47.02 ID:Ev8s/EXX0
お祓い師「共和国軍が皇国に進出するためにそんな言葉をばら撒いていているんだろう」
狐神「ふうむ。しかし、なにも皇国でなくとも、対象はこの帝国とやらでもよいのではないか」
若い道具師「帝国は大陸一の軍事国家ですからね。それよりは隣の皇国に、ってことなんでしょうね」
832: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/12(火) 00:31:17.22 ID:Ev8s/EXX0
お祓い師「工業の遅れは軍事の遅れだ。あっちから見れば、未だに野山で石槍を振り回しているような印象なんだろうな」
お祓い師「きっかけさえあればいつでも侵略しできる、みたいな感じだろう」
狐神「なるほど……」
833: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/12(火) 00:33:14.76 ID:Ev8s/EXX0
お祓い師「ああ。その要求を皇国軍部が突っぱねたみたいだから、もしかしたら戦争になるかもしれん」
狐神「戦争……。とは言っても、わしが知っているような戦とは規模が違うのじゃろう?」
お祓い師「ああ、そうだ。昔の“国”と、今の“国”ではその規模は大きく違う。それらが戦火を交えれば、その被害も甚大なものとなる」
834: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/12(火) 00:33:55.67 ID:Ev8s/EXX0
お祓い師「いや、わかっているぞ。今の俺たちがあの街に戻ったところで何も出来やしない」
狐神「うむ……」
お祓い師「ただし、“今の”俺たちには、な」
835: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/12(火) 00:34:50.47 ID:Ev8s/EXX0
狐神「うむ、わかった。気をつけるのじゃぞ」
お祓い師「旅の前だ。無理をするつもりはないから平気だ」
狐神「それならばよろしい」
836: ◆8F4j1XSZNk[saga sage]
2016/07/12(火) 00:35:56.22 ID:Ev8s/EXX0
途中止まってしまい申し訳ありませんでした。
本編は非常に短いので、あと一回か、二回で終わるとお思います。
837:名無しNIPPER[sage saga]
2016/07/12(火) 03:32:19.90 ID:oakY/dI7O
乙ー
977Res/470.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。