83: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/21(土) 17:47:38.83 ID:MXzDF9qj0
狐神「む……。わし、臭うかのう……?」
お祓い師「冗談だけどな」
狐神「おぬし……。もぐぞ」
84: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/21(土) 18:02:05.62 ID:MXzDF9qj0
お祓い師「……件の狼、ランクはD1か……」
狐神「らんく?でぃーわん?」
お祓い師「あー、危険度というか、強さというか」
85: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/21(土) 18:18:46.90 ID:MXzDF9qj0
お祓い師「ちなみにこのランクっていうのは人間にも適用される」
狐神「ふむ、おぬしはいくつなのかの」
お祓い師「俺か。俺はB2だな」
86: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/21(土) 18:24:15.79 ID:MXzDF9qj0
狐神「わしの最盛期のでも、そこまで恐れられるような力は出せる気がしないのう……」
お祓い師「その域に達する奴なんてそうそういないからな」
狐神「じゃろうな」
87: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/21(土) 18:32:45.26 ID:MXzDF9qj0
狐神「もう少し関心したふうに言えんのか」
お祓い師「さあな」
狐神「……一度おぬしとは一対一で話さねばならぬようじゃな」
88: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/21(土) 18:40:46.44 ID:MXzDF9qj0
お祓い師「あー、誰かいるかー?」
道具屋の男「店主は俺だが、なんか用か」
お祓い師「いや、最近噂になっている狼について聞きたいことがあってな」
89: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/21(土) 18:47:33.89 ID:MXzDF9qj0
道具屋の男「おう、うちは品揃えがウリだからな。ありとあらゆる種類の道具が置いてあると思ってもらっていいぞ」
お祓い師「なるほど……。それで、その狼が人の姿になった所を見たりは?」
道具屋の男「人の姿……?なんのことだそれは」
90: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/21(土) 19:03:22.98 ID:MXzDF9qj0
*
91: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/21(土) 19:11:29.63 ID:MXzDF9qj0
駄菓子屋の老婆「知っておったかい。そうだよ、あそこの旦那さんが何やらおふだみたいのをかざして追い払ってくれたんじゃ」
狐神「退治した、というわけではないのかの?」
駄菓子屋の老婆「いえいえ。おふだを見せたら一目散に逃げていったよ。おふだを怖がっているんじゃないかねえ」
92: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/21(土) 19:22:22.92 ID:MXzDF9qj0
駄菓子屋の老婆「いやあ、流石に暗闇だったもんで顔まではね」
お祓い師「そうか……。いや、貴重な情報、ありがたい」
駄菓子屋の老婆「お祓い師さんのお役に立てたなら嬉しいよ」
93: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/11/21(土) 19:27:23.05 ID:MXzDF9qj0
お祓い師「よだれが垂れてる」
狐神「(じゅるっ)」
狐神「……違うわい」
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