過去ログ - 狐神「お主はお人好しじゃのう」
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848: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/18(月) 21:34:14.97 ID:jamKV02r0
お祓い師「おい、目を覚ませ! お前がそんなんじゃ困る!」

若い道具師「…………」

若い道具師「……お、俺は……一体何を?」
以下略



849: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/18(月) 21:42:28.40 ID:jamKV02r0
みすぼらしい髪の女「……ぐ……うう……私を買ってくれないの……」

若い道具師「げえ……あの顔……!」

お祓い師(顔中の皮膚がただれている……。血の気もなく真っ青だな……)
以下略



850: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/18(月) 21:43:52.63 ID:jamKV02r0
お祓い師「狐神!? どうしてここに!?」

狐神「なに。あの後、蛇の奴に会っての。色々と話を聞いたのじゃ」

狐神「すると、なにやらこの峠を命からがら越えてきたという旅人が、つい先程目を覚ましたらしくての」
以下略



851: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/18(月) 21:51:05.42 ID:jamKV02r0
お祓い師「そんな悠長な事を言っている場合か!」

狐神「実際、そやつはまだ幻惑の術から脱しきっておらぬ。どうじゃ? 攻撃しようにも攻撃することができまい」

若い道具師「ぐ……くそ……!」
以下略



852: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/18(月) 21:57:46.66 ID:jamKV02r0
青女房「……ぐ……!? ……ぎゃああああっ!!」

お祓い師「……銃声……?」

若い道具師「まさか……」
以下略



853: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/18(月) 21:59:06.31 ID:jamKV02r0
青女房「ぐ……! きゃああああああっ……!!」

青女房「…………」

お祓い師「倒した、か……」
以下略



854: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/18(月) 22:02:07.54 ID:jamKV02r0
お祓い師「夜鷹……つまりは娼婦か……」

狐神「うむ、そうじゃ」

狐神「誰からも忘れ去られた後も……こうして山奥で自分が買われるのを、延々と待ち続けておるようじゃな」
以下略



855: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/18(月) 22:03:29.12 ID:jamKV02r0
狐神「今回おぬしらが探しているのが青女房だとわかったからこそ、わしは急いでおぬしらを追いかけてきたのじゃ」

若い道具師「と、言いますと?」

狐神「それはじゃな……」
以下略



856: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/18(月) 22:05:48.06 ID:jamKV02r0
お祓い師「……本当にそうなら、頼むからそんな顔するなよ……」

狐神「……怒っておらぬ。よいな?」

お祓い師「あ、ああ……」
以下略



857: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/18(月) 22:07:11.32 ID:jamKV02r0
狐神「……ここ最近で、“先ほどのものとは比べ物にならないほど強力な幻惑の術の類”をかけられた、とかの」

狐神「そのせいで下位の術が効かんかったという可能性がある」

お祓い師「おいおい、そんなもの心当たりがない」
以下略



858: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/07/18(月) 22:09:47.25 ID:jamKV02r0
狐神「大体あっておるぞ」

若い道具師「そ、そんなあ……!」

マタギの老人「お前は道具の開発は一流だがその他は二流未満だな。まったく」
以下略



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