893: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/07(日) 17:11:45.14 ID:XrTkObDX0
山間の集落の村長「…………」
お祓い師(まだ、まだだ……!)
狐神「げほっ……」
894: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/07(日) 17:15:28.04 ID:XrTkObDX0
お祓い師(あれは……ムササビ……?)
小柄な祓師「くっ…………!!」
狐神「あ、あれは……」
895: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/07(日) 17:19:41.55 ID:XrTkObDX0
小柄な祓師「……野衾は“炎を食う”物の怪だ」
小柄な祓師「俺はその力を借りたに過ぎない」
???→野衾「…………」
896: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/07(日) 17:24:24.63 ID:XrTkObDX0
山間の集落の村長「嘘はつかないわ」
山間の集落の村長「狐のお嬢さん。お前さんの力は一体何なんだい?」
狐神「……わしの力は『目的地に導く力』じゃ。自身や他人が望む場所への道筋を知ることが出来る」
897: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/07(日) 17:27:26.06 ID:XrTkObDX0
山間の集落の村長「お前さん達の話をする前に、式神契約全般における相性についての話をしようか」
山間の集落の村長「式神契約っていうのは、契約した人外から術者が力を借りることが出来る、そんな術だわ」
山間の集落の村長「その度合は術者と式神の相性によって異なってくる」
898: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/07(日) 17:33:11.52 ID:XrTkObDX0
狐火「まさか……」
山間の集落の村長「そう。お嬢さんはさすがに気が付いたね」
山間の集落の村長「その力は、正確には狐火なんだね。今まで自覚がなかっただけでね」
899: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/07(日) 17:37:24.82 ID:XrTkObDX0
お祓い師「気持ちの相性、か……」
山間の集落の村長「物の好みとか、そういうのも関係なくはないんだけど」
山間の集落の村長「何よりも大事なのは信頼、かね」
900: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/07(日) 17:45:03.48 ID:XrTkObDX0
山間の集落の村長「術の相性の良さに加えてそれだ。そりゃあ術が暴走もするさ」
お祓い師「待て。術が暴走しているのか?」
山間の集落の村長「そりゃあそうよ。いくら狐のお嬢さんが弱っているとはいえ、魂ごと抜き取られそうになるほどの出力なんか普通出ないよ」
901: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/07(日) 17:46:11.45 ID:XrTkObDX0
山間の集落の村長「来客用の部屋に案内してやりなさい」
小柄な祓師「はい」
お祓い師「……一ついいか」
902: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/07(日) 17:47:01.69 ID:XrTkObDX0
お祓い師「……あ、ああ……」
小柄な祓師「部屋はこっちだ。案内しよう」
お祓い師「…………」
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