913: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/11(木) 17:32:08.56 ID:0RSu2j1f0
狐神「うむ?」
お祓い師「さっきの村長の感じ。ありゃあ、明らかに……」
狐神「嘘をついておったの」
914: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/11(木) 17:33:53.89 ID:0RSu2j1f0
お祓い師「喧嘩売ってんのか?」
狐神「冗談じゃよ。目の前の雌一匹に手を出せぬ奴が、そんな事態になるとは到底……」
お祓い師「それは手を出してもいいという意味か?」
915: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/11(木) 17:35:01.54 ID:0RSu2j1f0
*
916: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/11(木) 17:37:54.17 ID:0RSu2j1f0
お祓い師「で、何を食べるかだな」
狐神「ううむ、実はそこまでたくさん食べたい気分ではないのじゃ」
お祓い師「おお? 珍しいな……」
917: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/11(木) 17:39:33.79 ID:0RSu2j1f0
うどん屋の店主「らっしゃい! 二名様で?」
お祓い師「ああ」
うどん屋の店主「ええと、奥の席が空いてんねえ」
918: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/11(木) 17:41:01.46 ID:0RSu2j1f0
狐神「うむ。いただこう」
お祓い師「ほらよ」
狐神「んぐんぐ……ぷはあ。冷えてて気持ちが良いのう」
919: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/11(木) 17:43:50.38 ID:0RSu2j1f0
狐神「おぬし、わしをなんだと思っておるのじゃ……」
お祓い師「さてね」
狐神「……ふん。まあ良いわい」
920: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/11(木) 17:46:59.22 ID:0RSu2j1f0
狐神「わしはそこまで酔わんわい!」
お祓い師「どの口が言う、どの口が」
うどん屋の店主「へい、お待ちどう! 山菜ときつねね!」
921: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/11(木) 18:06:51.52 ID:0RSu2j1f0
狐神「……ああ……幸せじゃあ……」
お祓い師「山菜も美味いぞ」
お祓い師「王国にいた頃は、こんな苦いものを食うなんて信じられなかったが……。今ではこの香りの虜だ」
922: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/08/11(木) 18:08:17.18 ID:0RSu2j1f0
狐神「うむ」
狐神「…………」
狐神「……これは……美味じゃあ……!」
977Res/470.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。