過去ログ - 屋上に昇って
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173:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:44:37.07 ID:Xdnzlkp4o

 さらに少し経ったあと、高森が疲れたような顔で部室のドアにもたれるようにしながら戻ってきた。

「おかえり」

以下略



174:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:45:18.09 ID:Xdnzlkp4o

「暗号みたいな奴だよ、文字入れ替えて別の文つくったりする奴」
 
「人名って言ってましたけど」

以下略



175:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:45:46.16 ID:Xdnzlkp4o

「オリキャラの名前で姓名判断とかするようになったら末期だよねえ」

 高森はぼんやり呟く。いろいろ痛い流れになってきた。

以下略



176:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:47:01.68 ID:Xdnzlkp4o

 会話が一段落して、自分の原稿の作業に入ったゴローの横で、高森は憂鬱そうに溜め息をついていた。

「どうしたの?」

以下略



177:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:47:42.68 ID:Xdnzlkp4o

 人懐っこそうな印象と裏腹に、高森はけっこう人見知りが激しくて、目上の人や異性が相手だとうまく話ができないらしい。
 俺やゴローや部長に対しても、最初の頃はけっこう警戒心旺盛だった。

 最終的に仲良くなれたのは、たぶん、文芸部全体がお互いに対して放任主義を貫いているからだ。
以下略



178:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:48:53.10 ID:Xdnzlkp4o

「で、なんて声かけられたの?」

「……なんだっけ。文芸部がどうこう言ってた気がする」

以下略



179:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:49:46.21 ID:Xdnzlkp4o



 駅までの道をるーとふたりで歩きながら、特に話すことのない自分たちに気付く。
 
以下略



180:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:50:12.93 ID:Xdnzlkp4o

「見せないつもりで書くと、いろいろ書いちゃうんだよな」

「それは……困りますね」

以下略



181:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:50:39.87 ID:Xdnzlkp4o

「番号、交換しましょう。登録すればでてきますよね」

「あ、うん」

以下略



182:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:51:12.37 ID:Xdnzlkp4o

「そういえば、こっちに来てから一年なんですよね? どうですか?」

「どうって?」

以下略



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