34:名無しNIPPER[saga]
2015/11/14(土) 12:33:53.90 ID:0oXNO4iLo
「……仕方ないですね。俺も腹を括りましょう」
「やっと諦めてくれた?」
「ただし、俺のだけじゃなく高森の書いたものもですよ」
「うん。よーし、じゃあ下駄箱あたりに貼りにいこっか」
彼女が胸の前にポスターを戻したのを狙って、
「とったあ!」
と腕を伸ばした。
「おっと」
さっきと同じようにポスターは後ろに隠される。
惜しい、ちょっと掴んだのに、なんてことを考えられたのも束の間。
部長が「あっ」と声をあげた。俺が引っ張ったせいで、ポスターは彼女の手からすべり落ちたらしい。
A4用紙はひらひらと風に乗り、開けっ放しだった窓の外へと舞い降りていった。
「げっ」
「あーあ」
「う、うわあ!」
思わず本気の悲鳴が口からこぼれた。
窓辺に駆け寄って外を見下ろす。
校舎裏の草むらに俺たちの考えたキャッチフレーズがさらされていた。
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