891:名無しNIPPER[saga]
2016/03/19(土) 00:05:46.53 ID:7uTUbjIMo
「……言ってもいい?」
「……どうぞ」と静奈姉は少し緊張したような声。
「そんなときに、ずっと一緒にいてくれると思っていた幼馴染が、離れていく素振りを見せたんだそうな」
「……」
うわ、と俺は思う。夢とはいえ、容赦無い。
「だから遊馬は、誰かともっと繋がりたくなったんだと思う。変わっていくのは仕方ないことだから、って。
それが寂しいから、それでも誰かに傍にいてほしいって。……しいちゃんにはこの話、いつか、しようと思ってたんだ」
静奈姉は、ちょっと他人事みたいに、
「……わたし、完全に墓穴掘ってたんだね」
と言った。
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