972:名無しNIPPER[saga]
2016/04/02(土) 00:48:37.39 ID:PCQym4Teo
けだるさを打ち切って起きだすと、リビングではちい姉と静奈姉が朝食の準備をしていた。
ハムエッグとソーセージ、サラダとコンソメスープ。
「おはよう」とふたりは言って、俺のうしろから出てきたるーの姿を見てちょっと目を丸くした。
「一緒の部屋で寝たの? どこにもいないと思ったら」
静奈姉がちょっと怪訝げな顔をした。
「まあ、そうなるね」
「あのね、タクミくん、そういうことをするなとは言わないけど」
「そういうことってなに」
「状況を選んであげないと、るーちゃんがかわいそうでしょ」
「そこかよ」
「大事なことだよ?」
「何もしてないよ。な?」
振り返ってるーを見ると、彼女はぼんやりした目であたりを見回してから、
「……あ、はい」
と、半秒遅れで頷いた。
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