過去ログ - 奈緒「恋人とのほのぼの生活」 有宇「記憶はないけれどね」
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凪
◆oUKRClYegEez
2015/11/14(土) 16:34:47.47 ID:qsz0OBQ20
奈緒「学校は継続するんですか?」
場所は学校のとある部屋。
通常の教室と異なり、ソファなどの高めの調度品が置いてある。
隼翼「うん。今から元の学校に戻すっていっても、無理な話だしね。
それに、このまま私立校にしていくのも悪くないかなって思ってさ。
熊耳の生きた証を、少しでもと思ってね……」
奈緒「いいんじゃないっすか、それ」
隼翼「ありがとう、奈緒ちゃん。」
奈緒「わたしはこのまま生徒会長でいいっすか?」
隼翼「もちろん。
あ、ところでさ、奈緒ちゃん」
奈緒「なんすか」
隼翼「有宇の恋人になったって……本当かい?」
奈緒「……まあ、そっすかね。」
少し頬が赤くなる。
相手からの告白だったとはいえ、恥ずかしい。
隼翼「あいつは記憶を失っている。それでも?」
奈緒「はい。都合よく記憶が戻ってくれるなんて思っちゃいませんが……
これから、また思い出は作ればいいんで」
隼翼「……ありがとう。弟を、末長く頼むよ」
奈緒「はい。……って、は?」
隼翼「♪〜」
隼翼さんは、鼻歌を歌いつつ後ろを向いた。
最近になって、よく笑顔を見せるようになった。だんだん、少しずつ、親友の死から立ち直ってきているようで何よりだ。
あんなことを言い出すようになってから、少し私は憂鬱ではあるけど。
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