過去ログ - 文香「私を....アイドルに?」
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3: ◆a/CmvfV8ng
2015/11/14(土) 17:34:44.03 ID:1fwHuPBr0
俺はとあるプロダクションのアイドル部門でプロデューサーをしている身である。
趣味は...これと言って挙げるようなものは持ち合わせていないが強いてあげるならば読書、であろうか。
そんな俺が休日に気まぐれで立ち寄った古書店で見つけた女性が彼女である。
無論、この時点では名前も知らない初対面だ。だがしかし、それがどうして彼女に話しかけない理由になろうか。
そんなわけで俺は鞄から仕事で使っている名刺を取り出し彼女に差し出したのだった。
文香「...アイドル...?をお探しなのでしょうか...申し訳ありません。当店では雑誌の類は取り扱っておりません」
返ってきたのはそんな返事だった。
言葉が足りなかったな。と反省して自分はどこそこのプロダクションで
プロデューサーをしている誰それです。本日はあなたをスカウトしに参りました。と告げたところ冒頭のセリフが返ってきた。
そんな次第である。近くで会話をして分かった点が二つ。彼女は声も可憐であった、ということと綺麗な目であるという二点である。
前髪、上げればいいのに。勿体ない。俺がそんなことを考えながら彼女の返答を待っていた。
文香「申し訳ありません...。私には無理、ではないか...と思われます」
無理だと言われてしまった。そう、彼女は無理と言ったのだ。
“嫌”ではなく“無理”と、それは自分に自信がないからなのか、または性格によるものなのかは分からないが、
彼女は無理と言ったのだ。
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