過去ログ - 敏恵「ストライクウィッチーズ……じゃないの?」
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844:名無しNIPPER[saga]
2016/07/03(日) 18:20:02.63 ID:J4N2VaZGO
 

・フリーガーチョコレート(Fliegers chokolade)

カールスラント空軍がパイロット兵士と一部のウィッチへ支給する為にメタンフェタミンをチョコレートに混ぜた物。
メタンフェタミンは中枢神経興奮作用をもつ有機化合物で、所謂「覚せい剤」である。

元々錠剤として1938年からカールスラント国内で市販されていたメタンフェタミンの錠剤がチョコレートの様な見た目(タンクチョコ)であった事から、41年に危険薬物指定されて以降同類の薬を示す際に「チョコ」という隠語が使われる。


・敏恵の過去(其の三 〜女王誕生秘話〜)

五年前。
自堕落な思惑と異なり欧州戦線に配属されてしまった敏恵は、カールスラント撤退戦で初めてネウロイに相対した。

戦力差が大きく絶望的な戦状と死の恐怖により敏恵は恐慌状態を極め、業を煮やした小園分隊長によってメタンフェタミン製剤を注射されていた。
薬理作用の覚醒と不安定な精神状態によって半狂乱で暴走した敏恵だったが、結果的に目前のネウロイを撃墜して難を逃れた。
しかしこの時の激烈な緊張体験と薬が引き起こした快感情が結びついてしまい、敏恵の無意識に強い依存心が植え付けられてしまう。

敏恵の力を評価した小園により方針転換(>>660参照)が行われて以降、撤退完了までの間は覚醒した敏恵頼りの戦闘が毎夜と続き、注射も行われていた。
そして数度に亘る投薬の機会に晒されたウィッチの身体がメタンフェタミンの作用を学習してしまい、敏恵を魔導麻薬症へと貶めてしまったのだ。


・敏恵の魔導麻薬症状

上記の一件によって敏恵は“固有魔法のようなもの”を体得したが、それは魔法の奇跡というよりは病気であり、中毒障害である。

敏恵は魔法行使の際、無意識に自身への念動魔法によるメタンフェタミン同等作用と身体強化がかかる。
交感神経と脳中枢の刺激による運動能力と思考発達、ドーパミンの大量曝露による快感情増幅と恐怖心抑制など様々な効果を彼女にもたらす。

しかしその反面、血圧上昇、渇感、不眠、自律神経失調、妄想幻覚などなど多数の副作用を引き起こし、統合失調症やその他様々な病因と後遺症のリスクを孕む。
ウィッチである敏恵は魔法力によって護られている為に副作用の症状はかなり抑えられているが、それが反って己の魔法に不信を抱き難くさせている。

だがなにより工藤敏恵にとって最も重篤なのは、戦術的恩恵よりも戦闘スリルや快感情をその使用目的とする無意識化の依存心であり、常習化する事によりそれが悪化し続けている事である。


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