過去ログ - 敏恵「ストライクウィッチーズ……じゃないの？」
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882:名無しNIPPER[sage saga]
2016/07/30(土) 18:26:58.63 ID:/R/Qu41xO
　

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―1940年4月（5年前）―


帝政カールスラント領東部

扶桑皇国海軍遣欧航空新戦隊　駐留地



小園「……やはり、間違いないか」


トタタタッ――


小園「…！」


「おーい、ゾノ〜？」ﾄﾃﾃ


小園「菊井か」



菊井「まったく探したで、もう！ こない端っこで何してんねん」

小園「……」

菊井「どしたん怖い顔して、……さては男か！？ 誰とやってもうた？」

小園「阿呆」

菊井「あはは、冗談やって！ 怒らんといてな？」ﾁｮｲﾁｮｲ

小園「……。菊井、確かお前も今年で二十歳だったな？」

菊井「ん？ せやで、まだあと90日は先やけどなー」


小園「そうか…。一応、私よりは遅いのか」

菊井「ゾノやんはもう二十歳になったんやなぁ。それがどないしたん？」

小園「……魔法力が落ちている」

菊井「えっ、ほんまに？」

小園「ああ。紅海援戦の頃から戦闘脚の出力に違和感があったが……今試したら魔法シールドも劣化してきている。こんな礫ひとつも長くは支えられんらしい」ﾊﾟｼ

菊井「ありゃー……。もうそんな歳なんやねぇ、うちも引退後の進路考えとかんとあかんな」


小園「…結局、ここが私の到達点か」ｷﾞｭ

菊井「？」

小園「ウィッチの才を得てから研鑚を重ね、十三の時分から戦場を飛び、刀を振るい、皇国の為に心血を注いできた――」

小園「…そうして行き付いたのが、この始末と言う訳だ」ﾎﾟｲ


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