過去ログ - 敏恵「ストライクウィッチーズ……じゃないの？」
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891:名無しNIPPER[sage saga]
2016/07/31(日) 21:30:02.27 ID:7h5H/+AEO
　
　
敏恵「うわ〜！ なんだかよく分からないけど、やったー！ これならもう軍隊なんて辞めて空飛び放題！！」ﾜｰｲ


小園「阿呆、お前個人で維持できる訳ないだろう。私が居るうちは調整してやるからしっかり任務に励め、いいな？」

敏恵「！？ む、むぅ〜…」ﾀｼﾞ

小園「そう心配するな、慣れんうちは私が共に付いてやる。いきなりひっよこ独りで実戦はさせるものか」

敏恵「……わ、分かりましたぁ…」

小園「うむ」



敏恵「…でも、本当にいいんですか？ この戦闘脚、園さんの愛機なんじゃ？」

小園「ん？ まあ改良を重ねていずれそうするつもりではあったが、私の方にもう大して時間が残っていないからな」

敏恵「？」

小園「寿命だよ。私は今年で二十歳だ」

敏恵「えっ！ じゃあ魔法力なくなっちゃうんですか！？」

小園「時期にな。今しばらくはまだ飛べそうだが、お前が任務に習熟する頃にはどうなっているか分からん。隊長は続けても現場指揮は無理だろう」

敏恵「そ、そうですか…」

小園「故にだ。早い所使えるようになれよ、いたち？ その“月光”を履くのならばな」ﾌｯ


敏恵「月光？」

小園「そいつの名だ。なかなか良いだろう？」ﾆﾔ

敏恵「……う〜ん、かっこいいけどあたしは夜より昼間の方が好きなんだよなぁ。どうせなら“日光”にしませんか？」

小園「なんだと？ 駄目だ、認めん」

敏恵「え〜？ いいじゃないですか、どっちだって同じですよ〜」

小園「なら月光でいいだろうが。こっちの方が断然に趣もある」

敏恵「でも月の光って元を辿れば太陽のなんですから、日光ってよんでもいいですよね！？」ｽﾞｲ

小園「…お前、そんなつまらん屁理屈どこで――」


ジリーンッ　ジリリーンッ


小園「！」

敏恵「…何の音？」

小園「内線の呼び出しだ。…誰もいないのか、仕方ない」ｽﾀｽﾀ



小園「いたち、そいつは“月光”だからな！？ 勝手な改名は許さんぞ」ﾋﾞｼ



敏恵「え〜…」

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