過去ログ - 敏恵「ストライクウィッチーズ……じゃないの?」
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902:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/12(金) 00:21:08.70 ID:se+jWC1xO
 
敏恵「ぅぁ……怖い、こわぃ…」


小園「大丈夫かいたち!? 怪我は無いか? 見せてみろ!」ザッ

敏恵「ぅ……ぅぅ…〜っ…」ガチガチ

小園(流石にこいつには過酷だった。一月足らずで陸軍大国に捨国を決断させた戦力、予想を超える進行速度……少なくともあのネウロイは我々の常識を数枚上回る…!)

小園「――…打ち身と擦り傷だけだな、よし」

小園「(男達と共に直ぐに此処から逃がさなければ)工藤! おい、しっかりしろっ!?」ユサユサ

敏恵「っ…ゃ……ぃゃ…ぁ…」

小園「立つんだ工藤敏恵曹長!! …おい、返事をしろッ!?」

敏恵「はぁっ……ぁぁ…――」

小園(こいつ…!? まさか冗談半分かと思っていたが、本当に己が戦場へ出る自覚を一切怠っていたのか!!?)


敏恵「……こ、こんなの…もぅゃ……っ………死にたくな…ぃ」ガタガタ

小園「だから、あのネウロイ共をどうにかして西へ逃げるんだろうが!! さっさとストライカーを履き直せっ! お前も私もこのまま終わってたまるかッッ!!!」

敏恵「ひぃぃ…っ……ゃ、…死に……死にたくないっ…!! 死にたくないぃぃいぃっ!!」ガバッ

小園(…駄目だ、恐怖と錯乱で完全にすくみ切ってしまっている。ならば私が抱えて――)


『――…づぁ! くっ……もう無理だ…』ガザッ

『疋田、諦めるな!! 私達で菊井さんのかたきを取るんだ!』

『っ…これだけやっても装甲が殆ど削れません! こんな、ネウロイが…!』


小園(!! いやそんな猶予は無い、疋田達が持たん! どうにかして今すぐこいつを落ち着かせなければっ……どうにかして――)


小園「……!(ん、そうだ! “これ”ならば…)」チャ

小園(いや、待て! しかしこんな劇薬を打ってしまって大丈夫なのか…!? 覚悟した訳でもない者に、突撃錠など――)


敏恵「……ぅあぁうぃ…ぃ…!!」ガタガタ


小園「(っ……だが、こうする他に方法も無い!!)〜〜ッ、くそ! ならば止むを得ん、これを使ってやる――」キュポ

敏恵「…っ゛……っ…」ブルブル

小園「落ち着けいたち、こいつがお前の恐怖を取り除く。なんとしてもここを乗り切るんだ…!」グイ


小園(暗中で当て推量だが、頼む! 上手く効いてくれ!!)



――プス



敏恵「ぃぎっ!?」

小園「動くな! 大丈夫だ、落ち着け」グ…


チュゥゥ~


敏恵「…………ぁ、ぁぅ……〜〜ゅ゛…?」ビクッ


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