過去ログ - 敏恵「ストライクウィッチーズ……じゃないの?」
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910:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/14(日) 00:58:25.45 ID:7aAjJIJ5O
 
小園「ふん。お気が済んだのなら、私はこれで――」

章香「いや、待て小園」

小園「…まだ何か?」チラ


章香「……“鎌鼬”の噂は私も耳にしたよ」

小園「……」

章香「お前、自分の部下をどうするつもりだ?」

小園「“どうする”…とは?」

章香「これからも薬に頼らせるのか?」

小園「……。疋田達から随分と聞き出した様ですね、まさか本当に暇なのですか?」ニヤ


章香「…よく聞け小園。お前のやってる事は指導じゃない」

小園「フッ、いきなりなんです?」

章香「いくら見込んだからって無理をさせ過ぎだ、曹長はまだ十二か三の子供なんだろう? 聞けば実戦経験だって全く無かったそうじゃないか」

小園「おや? 貴方こそ自慢の弟子達を“挺身作戦”なんかに連れ入れておいてよく言う。…確かあいつと変わらぬ時分だった筈ですが?」

章香「そういう事じゃない。あの頃の坂本達とお前の曹長では話も違う、それにお前は――」

小園「何が違うと? 貴方達が“特別”だからですか?」

章香「いや、そうじゃ――」

小園「生憎ですが工藤も資質は十二分に有りますよ? フッ、要らぬ心配という奴です」

章香「話を聞け小園っ!? そうじゃない!」キッ

小園「!」ビク


章香「どれ程の技術を持ってようと、曹長の気持ち様はまだ未熟だった筈だ。違うか?」

小園「……」

章香「お前の役目は何よりそれを見極め育んでやる事じゃないか? 力が有るからといって、薬なんかに頼って酷使するのは間違いだ」

小園「あれを使ったのは始めのうちだけで、薬剤はとうに打ち止めてます」

章香「だからそういう問題じゃない、お前がその考え方を見直さない限りは繰り返しになる。……お前も曹長も、いつか傷つくぞ?」



小園「……フッ、ふふ――」

章香「?」



小園「ふっはは、仰る意味が分かりかねますね! …さては嫉妬か? それとも私如きが特恵を得た事がそこまで信じがたいか?」

章香「……。なあ、こぞ――」ス

小園「っ…! 気安く触るな!! #」バシッ

章香「!?」

小園「くそっ、いつまでも監督面しおって…――」ギリ

小園「いいか? あいつは曹長でなく少尉……そして私は今や中佐、貴様と同格なんだ“北郷”!! 気安く説教などしてくれるな!」

章香「……小園…」


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