3:名無しNIPPER
2015/11/15(日) 01:09:43.09 ID:jHkFLPRD0
「鬼怒。もう友達はいるのか?」
「お兄ちゃん……もう6月だよ?そりゃあ沢山いるに決まってんじゃん」
「……中学の時の友達以外で……だぞ?」
「え……えっと、それは……はうぅ……」
鬼怒の声は次第に小さくなっていき、鉄鬼はそれを見てため息をつく。
「まあ、中学時代の友達が離れてないだけマシか」
「そ、そうだよ!僕はまだマシな方だよ!世の中には小中高合わせて友達が1人もいないか、いても片手で数えれる程度っていう悲しい人もいるんだから!」
「……お前の中学時代の友達も、片手で数えれたよな?」
「はうっ!?そ、それは言っちゃだめ!」
「へいへい。それより早く飯食え」
鉄鬼は知っていた。鬼怒に友達ができない理由が、見た目がアレなので友達や恋愛対象としてよりも、保護対象として見る奴の方が圧倒的に多いからだという事を。
だが、友達がいなくて一人ぼっちって訳でもないので教えたりはしていない。
「そ、そんな事よりお兄ちゃん!」
「なんだ?」
「そう言うお兄ちゃんは彼女の一人ぐらいできたの!?」
「できてねえよ。数人から告白されちゃあいるが、全部保留にしてる」
「保留!?お兄ちゃんモテるのになんで?」
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