過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」春「一周回ってその9?」【永水】
1- 20
913: ◆R5j2Ndo0Hc[sage saga]
2015/12/31(木) 09:00:00.22 ID:NEuP7VO+o

京太郎「はは。すみません」

京太郎「でも、巴さんは勿論、女の子としても魅力的ですよ」

京太郎「綺麗なだけじゃなくて可愛いところもありますし、世話好きな性格で家事も万能なんですから」

京太郎「朝の話を蒸し返す訳じゃないですが、良いお嫁さんになると思います」

巴「…っ」カァァ

瞬間、緩んだ頬が赤くなってしまうのは、京太郎の言葉が完全に不意を突くものだったからだ。
さっきの言葉が自身を『一人の人物』として高く評価するものだとすれば、それは『一人の女の子』として評価してくれたもの。
いっそ口説き文句にも聞こえるそれは、彼女が思っていたよりも遥かに高い評価だった。
そんなものを不意打ち気味に聞かされて、恥ずかしがり屋の巴が我慢出来るはずがない。
下心をまったく感じさせないその言葉に巴は顔を真っ赤にさせながら、パッと視線を逸らした。

巴「も、もう…誰にでもそういう事言ってるんでしょう」

巴「私、絶対に騙されたりしないんだからね」

京太郎「いや、流石にこんなの誰にでも言ったりはしないですよ」

まるで心の中に防衛線を引くような巴の言葉に、京太郎は首を振って応える。
彼は基本的に人懐っこく、気安い性格だが、それ以上に場の雰囲気に敏感なのだから。
口説き文句と受け取られてもおかしくないセリフを、誰かれ構わず口にする事など出来ない。
相手が家族として認識している巴だからこそ、こうして本心を言葉に出来るのだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/829.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice