過去ログ - 【フルメタ】サムシング・ライクア・スネーク・レッグ【改訂版】
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15: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2015/11/15(日) 11:40:47.15 ID:NtV/iOhwo

ガンマ波の強度は、通常の数十万倍に達した。

「博士、あれを見てください!」

オペレータが、モニタを指さした。

その指の先には、水槽の近くに置かれた2個の時計が映っていた。



「2つの時計の時間がずれています! 時間の流れに異常がみられます!」

強力な電磁波に影響されないメカニカルな時計の時間が、遅れていた。

その上、2つの時計の時間も異なっていた。

水槽の周囲の時間の進み方に異常が発生していた。

「オムニ・スフィアの影響だ。これはオムニ・スフィアの存在の証拠といえるだろう。実験成功だ」

ヴァロフ博士は笑った。



オペレータはヴァロフ博士に言った。

「これ以上続けると、実験機材が破損しかねません」

「よし、電力を下げろ」

「電力下降」

オペレータはコンソールを操作した。

しかし、ガンマ波は上昇を続けた。

「ガンマ波上昇! 下がりません!」

(供給電力を下げたにもかかわらず、なぜガンマ波が上昇する? 興味深い……まさか、

オムニ・スフィアからエネルギーが供給されているのか……?)

だが、ヴァロフ博士にとって今優先するべきは機材の安全だった。

「主電源を切れ」

「博士、手順を踏まず主電源を切断すると、補助脳や機材が破損しかねません」

「くそッ」




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