過去ログ - 南条「ヒーローなんていない!!」剣崎「いるよ…ヒーローは、いるよ」
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◆TdY.HhcMMkF2
2015/11/16(月) 01:27:24.93 ID:nZvX6qtPO
雨が、降っている。
ざー、ざー、と……幾つもの水滴が空気を切っていく音がする。
P『光……いるか?』
南条「……」
P『あんなことがあって辛いのは分かる…それに立ち向かえだなんて俺は言わない……でも、せめて皆の所に来ないか?』
P『2週間も家に引きこもりっぱなしで、皆心配してるんだ』
P『辛かったら…皆に頼ってもいいんだぞ。 俺にも、ちひろさんにも…皆にも』
P『麗奈がさ、どうせロクなもん食ってないだろうって光に弁当作ってきたんだ。 アイドルなのに…手に絆創膏貼りまくってさ…』
P『ここに…置いてくよ」
P『じゃあ…行くよ。 何時でもいい、俺たちに頼ってくれ』
P『……じゃあな』
プロデューサーが帰っていく。
途端に、家が静かになった。
アタシは何も思ってないのにな、プロデューサーも皆も心配しすぎだ。
アタシは何も思わない。 辛いとも、悲しいとも、苦しいとも。
2週間前、アタシの父さんと母
SSWiki :
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2
:
訂正
◆TdY.HhcMMkF2
[saga]
2015/11/16(月) 01:28:41.19 ID:nZvX6qtPO
雨が、降っている。
ざー、ざー、と……幾つもの水滴が空気を切っていく音がする。
以下略
3
:
◆TdY.HhcMMkF2
2015/11/16(月) 01:31:19.05 ID:nZvX6qtPO
本当は…買い物だけで終わるはずだった。
アタシのワガママで、デパートの屋上でやってたヒーローショーを父さんと母さんと一緒に観た。
ヒーローショーが終わったらもう帰り道は真っ暗で、夕飯時なんかとっくのとうに過ぎていたけど、父さんと母さんはアタシのヒーローショーの感想をニコニコしながら聞いていた。
以下略
4
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/11/16(月) 01:31:39.44 ID:Ywo9/TgEo
今度は完結させろよ
5
:
◆TdY.HhcMMkF2
2015/11/16(月) 01:35:31.09 ID:nZvX6qtPO
南条『父さん!! 母さんっ!!!』
足が挟まれたのか、アタシがいくら力を込めても父さんと母さんを引っぱり出せない、
助けれ、ない。
以下略
6
:
◆TdY.HhcMMkF2
2015/11/16(月) 01:39:56.17 ID:nZvX6qtPO
南条「……」
結局、父さんと母さんは死んで、アタシとトラックの運転手が生き残った。
そこから先の事は良く覚えてない。
以下略
7
:
◆TdY.HhcMMkF2
2015/11/16(月) 01:43:43.95 ID:nZvX6qtPO
南条「……」
あぁ、でもーーーアタシの大好きな特撮が目に入った時、何故か無性に腹が立って……ムカムカして、ついTVの画面にリモコンを思い切り投げつけたんだっけ。
毎週欠かさず見てたのにな、何でだろう。
以下略
8
:
訂正
◆TdY.HhcMMkF2
2015/11/16(月) 01:44:50.06 ID:nZvX6qtPO
南条「……」
あぁ、でもーーーアタシの大好きな特撮が目に入った時、何故か無性に腹が立って……ムカムカして、ついTVの画面にリモコンを思い切り投げつけたんだっけ。
毎週欠かさず見てたのにな、何でだろう。
以下略
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