8:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:34:33.84 ID:/ylhE4Sso
「!!」
慎重に折り開けていくと、そこには紙が二枚挟まっていた。
一枚は四年前に私が書いたもの。私が赤座先輩に告白するため……放課後に生徒会室に来てほしいと頼んだときのもの。
そしてもう一枚の真新しい紙は……きっと、赤座先輩が私にむけて、昨日の夜に書いたものなのだろう。
[ どうしてもっと、押してくれなかったの? ]
(なに……これ……)
……その一文だけが書いてある手紙から、私は何も察することができなかった。
瞼の裏に思い浮かべた赤座先輩の顔はやっぱり笑顔だったけど……なんだかどこか、寂しげな笑顔に思えた。
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