9:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:35:34.46 ID:/ylhE4Sso
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手紙の意味がわからないまましばらくの時がたち……とある休日、私は思わぬ形で赤座先輩に再会した。
私は彼女とのデート中。街中でばったり出くわした私たち。ほぼ同時に足を止めた。
しかし私の視線は赤座先輩よりも……赤座先輩と仲良く手を繋いでいる人のほうに釘づけだった。
「あ……あ……っ」
「…………」
四年たっても忘れない、その可愛らしい桃色の髪。
赤座先輩と手を繋いでいたのは……
「どしたの撫子……知り合い?」
「…………」
何も状況がわからない私の彼女が、私と目の前の二人を見比べながら尋ねてきた。
私は視線をそらさずに二人を見据える。先に言葉と共に動き出したのは赤座先輩だった。
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