14:名無しNIPPER
2015/11/17(火) 18:53:48.16 ID:2etQlwiAO
夏休みになり僕が家にこもり、休職期間の母と二人になった今、ここは二人だけの楽園と化した。
いつの間にか僕は、母からの痛みや苦しみを何よりも求めるようになり恐怖などはなくなっていった。だってもう僕は壊れているのだから。
だからあとの僕らに足りない最後のピースが見付かるのも時間の問題と言っても良かった。
ある夜、僕の得意料理を母に出したあと、夕食の後片付けをしていた時だ。
「冬馬ー、椅子」
母は言う。母はこれから外へ出ていく予定があるのか珍しくカジュアルな格好をしていた そんな母も可愛らしくて素敵だ。
僕は仰向けになり膝を立てる。母は、そんな僕を何もいわずまたがりまるで椅子といわんばかりにどすんっと腰をおろした。
「ぐえっ!」落ちてきたお尻の衝撃で俺の口から悲鳴が飛び出るが、母はまるで何もないかのように涼しげな顔をしていた。
体重が30kg程度の僕にとって、大人である母の重さは尋常ではなかったがそれでも幸せだった。
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