16:名無しNIPPER
2015/11/17(火) 18:58:16.23 ID:2etQlwiAO
………
母が僕のお腹の上に座り、僕が本を読んでいるいつもの寛ぎの光景。だが今回は、僕は挑戦してみることにした
「トイレ行ってきていいですか?」
静寂の中、俺は口を開いた。
「トイレ、水止まってるから駄目。我慢して」
と母は言う。
恐らくまた僕は母の目の前でペットボトルでおしっこをし、それをホモのオッサンに売らせるつもりなのだろう、それは別に良いのだ。僕が今したかったのはただ、トイレという言葉を母に認識させることだ。
そこから、あの時の出来事が嫌でも母の脳裏をよぎることになるから。
僕は仕掛ける
「じゃあ…お母さんはどうするの?」
母はピクリと反応したが、その後は、
「は?何がいいたいの?」
と冷たくいい放つ。母の目は、獣を射[ピーーー]目、合うだけで心が死んでしまいそうだ。
だけど、ここで挫ける訳にはいかなかった。
ここで退くと結局何も救えないし、心の隙間が埋まることもない。僕は震える腕を掴んで言う。
「僕が、トイレになるよ」
言った。
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