13:名無しNIPPER[saga]
2015/11/18(水) 01:29:03.26 ID:630/3Zti0
夜を明るくするほどの数のそれらは、一つは空の彼方へとんで行き、一つは家の屋根に乗り、一つは静かな丘に落っこちた
少女はあっけにとられた顔をしながら、目の前に落ちてきたキラキラに手を伸ばす
それに触れた瞬間、夜空にあった星たちも、たくさんたくさん、彼女のもとに降り注いだ
「わぁ…!」
少女を包み込むように落っこちてきて、視界いっぱいにキラキラが映る
泣いていたことなんて忘れたように、大きく手を広げてくるくる回る
くるくる、くるくる、くるくる回る
「きれい…」
少女の目から、もう冷たい涙はいなくなっていた
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