23:EzMiRiVl0[saga]
2015/11/19(木) 15:11:44.28 ID:XqQNArdl0
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希「・・・皆廃校で辛いんだね。うちも何かできてたら、変えられてたかも、この定めを。そう、あれよ・・・あれ・・・」
希「うち、何をしてたんだろう・・・?」
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皆の言ってた通り、ここにはアイドル研究部というのなんてなくスクールアイドルなんていうのもなかった。皆が廃校という運命に対して諦め静かにその時を待っているみたいだ。
うちもその一人。というか、なんで廃校やスクールアイドルなどに対してこんなに敏感なんだろう?
希「ねえアルパカ君、あなたはここが終わったらどこにいくの?」
アルパカ♂「めええ・・・」
希「・・・そんなこと聞いても分かるわけないわな。所詮動物だし。・・・でも、やっぱり君も悲しいんか」
アルパカ♀「めぇ・・・」
希「ごめんな・・・ん?」
花陽「あっ、何してるんですか副会長」
希「ああ、小泉さん」
この呼び方にも馴れた。そりゃ、こっちがなぜか知ってても相手は知らない人なんだからこう呼ぶのは当たり前だよね。
花陽「このアルパカ、もうすぐ外国に戻っちゃうんです。音ノ木坂から他の学校にいって、慣れない環境で過ごすよりも故郷に返した方が幸せじゃないのかな、というらしいです」
希「そっか・・・うちらによく似て・・・るのかな・・・」
花陽「副会長?」
希「いや、なんでもないよ。その方がきっと幸せかもな」
花陽「廃校にならなかったら、この子たちもこうはならなかったのかもしれませんね・・・」
希「うん・・・でも、もう手遅れや。皆は残りの時間、しっかり過ごすんだよ」
花陽「・・・・・・」
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