過去ログ - 榛名「艦プラビルドファイターズV」
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2015/11/30(月) 01:13:28.53 ID:TuAt4WKm0
side-陽炎- 『私が出来る事』
陽炎「悪いわね、貰ったわ!」
陽炎はシールドに装備されているハイパー・ハンマーをバーザムの頭部へと叩き付け、メインカメラを破壊しシールドクローによって機体を切断する!
その直上からデルタプラスがライフルを放ちジェネレーターを破壊し爆散させた。
舞風「まだまだ増えてる…! 敵3機増援!」
陽炎「いくら来ようと片付ける! 旧式のモビルスーツくらい、いっぱい居たところで!」
この戦場に居る機体で陽炎の駆る『アマクサ』だけは出自が違っている。
アマクサは本来、デルタプラスなどと比較して40年先の技術を用いて建造された機体だ。その性能はハイザックやバーザム程度なら歯牙にもかけないだろう。
陽炎「え…?」
舞風「どうしたの?」
陽炎「あの機体、どこかおかしい…!」
陽炎の前に立ちふさがったのは『RX-110 ガブスレイ』『RX-139 ハンブラビ』と呼ばれる機体だ。各所にネットのようなものが被さっているが、飾りのつもりだろうか。
どの機体も改修されており原型からの違和感が拭えないが陽炎がおかしいと感じているのはそこでは無く、ガブスレイから放たれるプレッシャーだ。
舞風「可変機か… でも、大気圏飛行は出来無い機体だからこっちの方が機動性は上!」
陽炎「迂闊に仕掛けないで。 何かある、あのガブスレイってのに…!」
両者がにらみ合いとなり、膠着状態となるがその静寂はすぐに消え去った。
いきなりガブスレイが『蒼く燃え上がった』事で…
陽炎「燃えた!?」
舞風「まさか…!」
そしてガブスレイが空中に居るデルタプラスに対し変形し、まるで特攻する形で突っ込む!
舞風はMS形態へと変形し、着地する事で難を逃れるがバランスを崩しかけた。
舞風「まさか、『n_i_t_r_o』…!?」
陽炎「ナイトロって… でもアレは『デルタカイ』に搭載されてるシステムじゃ…」
陽炎がこちらの世界に転移後、野分と舞風によって叩き込まれた資料(と言うかマンガ)には『n_i_t_r_o』搭載機はデルタカイしか書いていなかった。
しかし舞風には心当たりがあった。そしてそれは、『深海棲艦がティターンズの機体しか使っていない』事に対しての説明もつく。
舞風「気を付けて! アレは『悪魔の巣』に仕舞われてた初期型の『n_i_t_r_o』、その試験機体の2機だよ!」
陽炎「んなモンまで持ち出してきたの!? でも、姉さんのところに行かせる訳には…!」
陽炎はサーベルを左腕で引き抜き、ガブスレイに対してその剣を向ける。『クィン・マンサ』を止める為に戦う榛名達の下へは向かわせないために。
そして陽炎の瞳には『n_i_t_r_o』と同等か、それ以上の強さの炎が宿っていた。
陽炎「いくら『n_i_t_r_o』搭載機だろうとたかが40年以上前の機体で、この『アマクサ』を抜かせると思ってるの?」
舞風「ここは抜かせ無い…! 野分だって頑張ってる、だから舞風も頑張らないと!」
そして二人は3機のMSに向かって突撃を敢行する。 自分自身に出来る事、『ガブスレイ』を止めると言う決意を秘めて…
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