過去ログ - 榛名「艦プラビルドファイターズV」
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30:≫1 ◆6G6UiAPa1Q[saga]
2015/12/01(火) 22:32:05.88 ID:LzPd4tZP0
side-翔鶴-『受け取った力、感じる想い』
翔鶴はスラスターで真紅のゲルググを空中ロールさせ、地上に降りて近接戦闘を行おうとするアッシマーの頭部に蹴る。
そしてよろけた隙を突いて瑞鶴の蒼いゲルググがナギナタを振るい、機体を切り裂く!
翔鶴「これで4機…!」
瑞鶴「やっぱ良い機体ね、コイツ!」
二人の駆る『MS-14BR 高機動型ゲルググ改』は通常のゲルググとは異なり、かなりのチューンが施されている。
そして二人の元々の能力も合わさり、深海棲艦の機体を寄せ付けぬ戦いぶりを見せていた。
翔鶴「瑞鳳に貰ったものだから、傷つけないようにしないと…」
瑞鶴「良いプレゼントなんだか押し付けられたんだか…」
彼女達がエンガノに参加後、この2機を瑞鳳から直接託されていた。幼馴染だから身内びいきしているのか、それとも実力を見抜いての事かは不明だが。
しかし彼女達にとって、『瑞鳳と共に戦える』事が何よりも嬉しかった。また幼き日々のように頼られてると思っていたから。
翔鶴「大体地上の敵は掃討したから、あっちの『n_i_t_r_o』機をどうにかしないと…」
瑞鶴「あの子達も疲弊してるだろうし… クィン・マンサは飛龍さんと吹雪が居るから何とかなるか」
翔鶴「…瑞鶴、私は飛龍さん達の援護に回るわ」
瑞鶴「え、どうしたの…?」
翔鶴「あのクィン・マンサから何か感じるの… 悲鳴みたいな、悲しみみたいな…」
言葉には上手く出来ない、それでも翔鶴は何かを感じている。瑞鶴にも、榛名ですら解らないような深い悲しみをクィン・マンサが発している事を。
翔鶴だけは気付いていた。何故かはわからない、縁があるのかもしれない… しかし翔鶴は無意識の内に心の中で『彼女を止めたい』と想っていた。
瑞鶴「…わかった、私があの子達をちゃんと補給所まで撤退させる。その代わり、ちゃんと戻ってきてよ!」
翔鶴「ええ、今日の食事当番私だからサボって瑞鳳に怒られるのも嫌だもの!」
瑞鶴は翔鶴の気持ちを読み取りクィン・マンサの元へ向かう事を促し、翔鶴はそれに従って機体を飛龍達へと合流を図った。
吹雪「はぁぁぁぁぁぁっ!」
吹雪は背部のミサイルポッドを用いてクィン・マンサへと牽制を仕掛けて、その隙を突いて飛龍がトリモチランチャーを関節部に放って動きを封じる!
飛龍「よしっ、今よ吹雪!」
吹雪「はい! メガ粒子充填開始…!」
吹雪はハイパー・メガ・カノンの砲身をクィン・マンサの頭部へと向けてエネルギーを収束させ放つ!
しかしクィン・マンサの頭部メガ粒子砲と胸部メガ粒子砲が同時に放たれて、相殺されてしまった。
飛龍「チッ… 虎の子の武器を…!」
吹雪「まだハイ・メガが二つ残ってます! 早くトドメを…」
翔鶴「待ってください!」
飛龍「翔鶴!?」
翔鶴「少しだけ、時間をください!あの子、苦しんでるんです!」
飛龍「え…?」
説得台詞 直下
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