過去ログ - 榛名「艦プラビルドファイターズV」
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50:≫1 ◆6G6UiAPa1Q[saga]
2015/12/03(木) 02:11:04.19 ID:VtYFVixQ0
リタ「野分、どうしてあんな事したの?」

野分「…」

榛名「リタ、今は…」

リタ「あの場で、殺されていたのは自分なのかもしれないんだよ? そしてママや私が、他の皆も殺されたかもしれない…

野分のやった事はそれだけ重大、私達を危険に晒す行為だった。理由ぐらい聞かせてよ」

野分「…春雨を止めたかった。それだけ…」

リタ「止まるって保障はあったの?」

榛名「そのくらいで…」

リタ「私は春雨ってのがどう言う人間なのかは知らない、でも次戦場でクィン・マンサが出るようなら… 容赦なく破壊する」

野分「…」

リタ「私、リバウに戻って哨戒してくる」スタスタ

榛名「ごめんなさい、リタが…」

野分「いえ、私が甘かったんです。暴走も何も考慮せず、説得だけを試みようとして…」

榛名「あの、その『春雨』さんについて教えてください」

野分「え…?」

榛名「もしかすれば、彼女を助ける手立てになるかもしれません」

野分「すみません、私は春雨とは同隊だったとは言え着任が遅くてあまり関わりが… 朝潮か秋月に聞いてください。今の初風じゃ…」

榛名「そうですか…」

野分「でも、一つだけ言えます。彼女は、とても人を憎むような子じゃなかった…」


朝潮「春雨、ですか…」

榛名「教えてください、彼女の事を」

秋月「彼女は、私と同じ時期に補充人員として部隊に所属しました」

朝潮「私と初風の原隊はMI攻略戦で壊滅、そして『MIの生き残り』として軍のプロパガンダとして利用する為私達の部隊に補充人員が配属される事になったんです。

それが秋月、そして春雨でした。 野分は私達がある作戦の救援に行った時、原隊が壊滅したので預かりになった後正式に配属された経緯です」

秋月「彼女は温厚大人しく礼儀正しい性格でした。それこそ人を憎むような子ではありませんでした…

好戦的ではなく、戦意は高くありませんが輸送作戦や防衛作戦が得意で『護る』事に関しては本当に長けてると言うのが私見です」

朝潮「そして初風は、春雨を最も可愛がっていたんです。『小動物的だ』って言って、いつもベッタリでした。初風、可愛い物が大好きですので…」

榛名「そう言う所ありましたね…」

朝潮「でも、ある日姉さんが次元転移した直後に深海棲艦の強襲を受けたんです。そして初風を庇って… いなくなりました」

秋月「そんな事が在ったに関わらず初風は常に気丈に振舞いました。 瑞鳳姉さんに対しても私達に対しても、特攻作戦の時でも…」

榛名「それで魘されていたんですね、その死の瞬間がフラッシュバックして…」

榛名(榛名と同じだ… あの悪夢の日々を思い出し続けていた榛名と…)


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