過去ログ - 姉「私の義妹」妹「私のお姉ちゃん」
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19:名無しNIPPER[saga]
2015/11/20(金) 18:40:37.90 ID:w1noihB1O
「……あ」

「……お」

「あ、えと……ご、ごめんなさいっ」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/11/20(金) 18:58:07.16 ID:w1noihB1O
放課後、私は教室に残り何をするでもなく校庭を見ていた。
野球部の声出しやサッカー部のランニング、実に青春と言った光景である。
昔、部活に所属していた頃を思い出す。
とは言っても、私の部活に対する態度
はあんな汗と涙の結晶という感じではなくて。
以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2015/11/20(金) 19:28:33.21 ID:w1noihB1O
あまり長くない予定
いちゃいちゃ期待してたらごめぬ


22:名無しNIPPER[sage]
2015/11/20(金) 20:29:48.87 ID:w1noihB1O
「こらー、用の無い生徒は早く帰らんかー」

「……何してんだ?お前」

「つまんない反応だなー……てか、それ私のセリフ」
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2015/11/20(金) 20:37:38.62 ID:w1noihB1O
部外者だから気楽に言える。
部外者だからこそ、気楽に言ってくれる。
私は帰路に着きながら言われた言葉を反芻していた。
本当は簡単な話なのだろう。
私達は姉妹だ、仲良くしていても不自然ではない。
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2015/11/20(金) 20:39:24.90 ID:w1noihB1O
「……お、おかえり。お姉ちゃん」

「ん、ただいま」

「……あ、あの」
以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2015/11/20(金) 20:46:20.38 ID:w1noihB1O
いつも弁当なのになぜ購買にいたんだとか、大会前だったんだな、とか。
会話の種はたくさん落ちているはずなのに、私はそれらが芽吹く前に全て摘み取っていく。
そのせいで妹は、困ったような顔で私を見ることしか出来ないのだろう。
不器用な私、とでも言えば少しは自己弁護できるだろうか。
私は鏡の前で苦笑した。
以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2015/11/20(金) 21:07:05.49 ID:w1noihB1O
「たっだいまー」

「おかえり、お父さん」

「あれ、お母さんはまだ帰ってきてないのかい?」
以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2015/11/20(金) 21:18:32.90 ID:w1noihB1O
私は母があまり好きでは無かったが、私は母に似ていると自分で思う。
だから母があまり好きでは無いのかもしれない。母もそうだったのかもしれない。
父が私を気にかけてくれているのは分かっている。
だからこそ私はこんな私もあまり好きではない。
静かな食卓。
以下略



28:名無しNIPPER[sage]
2015/11/20(金) 21:19:00.25 ID:w1noihB1O
STOP


29:名無しNIPPER[sage]
2015/11/21(土) 18:16:33.21 ID:rEAtGW4Oo
見とるで


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