過去ログ - 姉「私の義妹」妹「私のお姉ちゃん」
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29:名無しNIPPER[sage]
2015/11/21(土) 18:16:33.21 ID:rEAtGW4Oo
見とるで


30:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 19:57:11.26 ID:OumhvGLVO
「お、お姉ちゃん……」

「どうした、何かあったのか」

「た、タオルを忘れちゃったみたいで」
以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:03:22.10 ID:OumhvGLVO
思わず見蕩れた、なんてとてもじゃないが口に出来るわけがない。
ここ数年で妹は急に大きくなっている。もちろん背の話ではない。
きっと母親に似たのだろう。私は似ていない。当たり前だが。
別に大きいから好きとか小さいから嫌いとかいう気はないが、やはり大きいと目に付く。
不審に思われていないといいが。


32:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:09:30.99 ID:OumhvGLVO
「確かにあの子のナイスバディーは破壊力あるよね」

「……セクハラとかしてないだろうな」

「ま、まつまさかー……あはは」
以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:15:15.16 ID:OumhvGLVO
私が変なわけではない。
笑い話にして濁してしまえばそう思える気がした。
気持ちが晴れるわけではないが、少なくとも誤魔化してはしまえる。
どこぞのパパでないが、これでいいのだ。
これでないといけない。


34:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:19:11.81 ID:OumhvGLVO
「そういや」

「む?」

「さっき妹ちゃん、知らない男の子と歩いてたなぁ」
以下略



35:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:22:59.95 ID:OumhvGLVO
私をからかうための嘘かもしれない。
いや、本当だとしても私には関係ない。
だと言うのに、私の足は引き寄せられるように階段を登っていく。
手洗い場はとうに通り過ぎた。どんな顔をしているのだろう。
せめて妹を怖がらせない顔であるとよいのだが。


36:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:27:13.64 ID:OumhvGLVO
「ぼ、僕じゃダメかな……?」

「……ごめん、なさい」

「どうして?他に好きな人でもいるの?」
以下略



37:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:31:52.33 ID:OumhvGLVO
自慢ではないが、私はでかい。もちろん妹のでかいとは違う方向でだ。
年頃の女の子としては男子にビビって逃げらるような大きさは、ほんとの意味で自慢にならない。
だが今だけは役に立って助かったと思える。
ただの告白なら見届けるのもやぶさかでは無かったのだが。



38:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:33:04.83 ID:OumhvGLVO
「大丈夫か」

「う……う、ん」

「無理するな、しばらくそうしてろ」
以下略



39:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:35:39.42 ID:OumhvGLVO
妹の髪から、甘い香りがする。
同じシャンプーのはずなのに、何が理由でここまで違うのだろう。
震える妹の肩に触れる。
きっと私はただの告白でも邪魔してしまっていたかもしれない。
臆病な妹。愛しい妹。
以下略



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