過去ログ - 姉「私の義妹」妹「私のお姉ちゃん」
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33:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:15:15.16 ID:OumhvGLVO
私が変なわけではない。
笑い話にして濁してしまえばそう思える気がした。
気持ちが晴れるわけではないが、少なくとも誤魔化してはしまえる。
どこぞのパパでないが、これでいいのだ。
これでないといけない。


34:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:19:11.81 ID:OumhvGLVO
「そういや」

「む?」

「さっき妹ちゃん、知らない男の子と歩いてたなぁ」
以下略



35:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:22:59.95 ID:OumhvGLVO
私をからかうための嘘かもしれない。
いや、本当だとしても私には関係ない。
だと言うのに、私の足は引き寄せられるように階段を登っていく。
手洗い場はとうに通り過ぎた。どんな顔をしているのだろう。
せめて妹を怖がらせない顔であるとよいのだが。


36:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:27:13.64 ID:OumhvGLVO
「ぼ、僕じゃダメかな……?」

「……ごめん、なさい」

「どうして?他に好きな人でもいるの?」
以下略



37:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:31:52.33 ID:OumhvGLVO
自慢ではないが、私はでかい。もちろん妹のでかいとは違う方向でだ。
年頃の女の子としては男子にビビって逃げらるような大きさは、ほんとの意味で自慢にならない。
だが今だけは役に立って助かったと思える。
ただの告白なら見届けるのもやぶさかでは無かったのだが。



38:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:33:04.83 ID:OumhvGLVO
「大丈夫か」

「う……う、ん」

「無理するな、しばらくそうしてろ」
以下略



39:名無しNIPPER[saga]
2015/11/21(土) 20:35:39.42 ID:OumhvGLVO
妹の髪から、甘い香りがする。
同じシャンプーのはずなのに、何が理由でここまで違うのだろう。
震える妹の肩に触れる。
きっと私はただの告白でも邪魔してしまっていたかもしれない。
臆病な妹。愛しい妹。
以下略



40:名無しNIPPER[sage]
2015/11/21(土) 20:36:41.82 ID:OumhvGLVO
一旦留め

一人でも見てるならやれるよ、ありがとう


41:名無しNIPPER[sage]
2015/11/21(土) 20:52:49.88 ID:6bmSdb/Bo
完結まで見てる


42:名無しNIPPER[sage]
2015/11/21(土) 20:58:36.56 ID:eTrz00NEo


すごくいいけど、姉と姉の友達の会話でどっちの台詞か分からなくなるところがある
読むのに問題はないんだけども


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