過去ログ - 神主「平和だ……>>3しよう」狐「……」
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296:名無しNIPPER[saga]
2015/11/28(土) 20:53:32.77 ID:ZJJNF2vSO

「ご主人、逆を向いてくれ」

今まさに眠りへ落ちようとしていた処を起こされる。寝返りを打つようにごろん、と反対側を向く。

「ふうっ」

さて寝よう、とした矢先に眠気が飛ぶ。耳元の髪を払うために吐かれた吐息は耳の奥を擽って眠気ごと吹き飛ばしてしまった。
すうっと鼻から空気を吸えば、自ずと華の様な甘い匂いが脳髄を痺れさせる。少しばかり目を開けば、銀髪の掛かった和装の帯、つまりは少女の腹部が見えた。それは匂いも濃いはずだ。


カリカリ

カリカリ


また、悠久な時が流れる。先ほどと違うのは睡魔が足を竦めて誘ってこないことだ。
呼吸の度に少女の香りが身体を巡る、途切れることのない酸素の如く循環する体臭。耳掻きの快感すらも、麻痺した脳は別物に変換する。


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