過去ログ - あーちゃん先輩「ねえ棗君、そろそろ私のこと名前で呼んでくれない?」恭介「えっ?」
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12:名無しNIPPER[saga]
2015/11/22(日) 01:22:02.86 ID:Ms95KNbJ0
あーちゃん先輩「えっ、どうしたの?」

恭介「どうしたもこうしたもあるか!俺がおかしいみたいな顔で言うな!なんで果たし合いで告白してんだよ!というかその告白の文句もなんかおかしいだろ!というかお前もうちょっと羞じらい見せろよ!なんで聞いてるこっちが恥ずかしいんだよっ!!」

あーちゃん先輩「うわー、そこまでのツッコミは新鮮ねえ。これはレアだわ」

恭介「誰のせいだよ!」

あーちゃん先輩「さ、とにかく告白受けるの受けないの?」

恭介(どっちでもいいから早く答えろと言いたげに腕を組んだ。なんで俺が焦らないといけないんだ)

恭介「その前に、お前本気で俺が好きなのか?」

あーちゃん先輩「ん?ええそうよ。さっきだって愛してるって言ったじゃない」

恭介(アレは冗談じゃなかったのか)

恭介「じ、じゃあ俺のどこを好きになったんだ?」

あーちゃん先輩「好きになった理由なんてないわ。だってそれが愛ってものじゃない?強いて言うなら理樹くんとかなちゃんの話聞いて『うわー見せつけてくれるなー羨ましいなー』って思ったことかしら」

恭介「理由あるじゃねえか!」

恭介(もう嫌だ。なんなんだよコレ…訳わかんねえよ…なんでこんなに理不尽なんだよ…っ!ほら、もっと恋愛っていうのは距離のはかり方にいちいちドキドキするもんじゃなかったってのかよ…くそぉ…雰囲気ぶち壊しじゃねえか!)


あーちゃん先輩「ほらほらどうするの棗くん。あなた青春がしたかったんでしょ?彼女が1人も出来ないまま卒業する高校生活なんて青春なんて呼べるのかしら?」

恭介「呼べるわ!そんなこと言ったらこの学校の半分くらいが青春してねえよ!」

あーちゃん先輩「でも私は付き合うに越したことはないと思うな〜」

恭介「くっ……」

恭介(なんなんだいったい…この俺が飲まれているだと……)

あーちゃん先輩「ほーらー棗くんー」

恭介(手を握ってぶんぶん振り回してくる。その手はとてもスベスベしていていい香りがした。今まで意識なんかしたことすらなかったが、こいつこんなに可愛かったか?)

恭介「……ったよ…」

あーちゃん先輩「えっ?」

恭介「分かったよ!俺の負けだ!」

恭介(すると言葉の意味を察したらしく目の前の彼女は大喜びした)

あーちゃん先輩「おおー!やったー!」

恭介(とんでもない奴に目をつけられた気がする。こんな感じで付き合ってよかったのか…)


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