過去ログ - あーちゃん先輩「ねえ棗君、そろそろ私のこと名前で呼んでくれない?」恭介「えっ?」
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20:名無しNIPPER[saga]
2015/11/23(月) 03:38:15.14 ID:S0MRgs2b0
廊下

あーちゃん「それじゃあバイバーイ」

恭介「おう、気をつけてな…」

恭介(別れてから奴が廊下を曲がった瞬間、一目散に回れ右をして部屋に戻った)

ガチャッ

寮長部屋

恭介「ハァ…ハァ…どこだ、どこにある!」

恭介(部屋に入るとあいつの机を漁った。引き出しは鍵をかけられているので置いてあったノートやファイルを探した。しかし…)

恭介「ダメだ…どこにも書いてねえ…あいつの名前がっ!!」

恭介(そう、実を言うと俺はあいつの本名をまったく知らないのだった)

恭介(みんなは俺のことを付き合っている人間の名前も知らないなんて薄情な人間だと思うだろう。しかし俺にも訳がある)

恭介(俺と奴はなんだかんだで付き合う前から縁はそれなりにあった方だった。だから次会った時にでもさりげなく名前を聞こうと思ったんだが、いつも聞くのを忘れてしまっていた)

恭介(そんな日が続いて3年になってからは今更聞くこともな…って感じなので間接的に知ろうとあいつのクラスへ行って出席簿などを探ろうとしたがいつも邪魔が入った)

恭介(別にそこまで必死に知ろうとしなくても良いと思ったので放置していたが今となってはなんとしてでも確かめなくちゃいけない。なのに…)

恭介「やはりダメか…どうしてだ!おかしいだろ!」

恭介(付き合ってからあいつの名前を知る努力は一層増してきた。しかし、何故かフルネームの1漢字も分かっていない。分かるとすればニックネームである『あーちゃん』から察するに『あ』がつく名前なんだろう)

恭介「何故だ…何がそこまで俺を止めるんだっ!!」


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