過去ログ - あーちゃん先輩「ねえ棗君、そろそろ私のこと名前で呼んでくれない?」恭介「えっ?」
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35:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 00:34:58.18 ID:qY65Q9IS0
恭介「はぁ…はぁ……い、今のは流石にあせったぜ…」

恭介(ゴム弾で撃たれた場所は軽いアザになっていた。遠くから当てられてこれならあの時、来ヶ谷が外していなければ……考えたくもない)

恭介(それより次はどうすべきか…女子寮はもはや入ることは出来ないし…ここはあいつに頼んでみるか)




男子寮

ガチャリ

生徒「はい……おお、棗か」

恭介「うっす。ここの部屋ってうちの寮長もいたよな?今いるか?」

生徒「寮長のほうに用件か?」

恭介「そうなんだ。用と言ってもちょっとしたことなんだが…」

恭介(寮長同士、流石に名前を知らない訳はないだろう。最初からこいつに聞いときゃ良かったんだ!)

生徒「そりゃ残念だ…ちょうどその寮長さんは風邪引いて別室で寝てるよ。よかったら代わりに伝えておこうか?」

恭介「……………」

恭介「別室ってどこだ?」

生徒「この階の一番右端だが…まさか行くのか!?」

恭介「悪いか?」

恭介(フッ!神様さんよ。寮長を風邪にしとけば俺が止まるとでも思ったのかい!?俺を見くびってもらっちゃあ困るなっ!!)

生徒「悪いっていうかお前がウイルス貰って風邪引くかもしれないんだぞ!?」

恭介「風邪がなんだ!愛する人間のためならそれくらい!」

生徒「正気か!無茶させるなよ!?」




別室

恭介「開けるぞ」

ギィ…

恭介(部屋の電気は消えていた。俺はそれを点けるとベッドの方へ歩み寄る。いた。寮長だ)

男子寮長「ゴホッ…ゴボッ……なんだ、棗か…」

恭介「そうだ。不躾で悪いがお前に一つ聞きたいことがある」

男子寮長「な、なんだ…」

恭介「もう1人の女子寮長がいるだろ?彼女の名前を教えてくれ」

寮長「あいつの名前か?お前知らなかったのか」

恭介「今はそんなのどうだっていい!早く教えてくれ!」

寮長「あ、ああ…あいつの名前は『あま……ウプッ…オロロロロロ!!!」

恭介「うぉぉおおお!?」

恭介(飯時にこれを見ている奴にはすまん。なんでも寮長が急に名前の方じゃなく文字通りゲロっちまった)

生徒「大丈夫か寮長!だから言ったろ棗!?」

恭介「わ、悪い…」

寮長「こ、コホッ……っ!」

生徒「この状態だとしばらくロクに喋られそうもないな…棗、いいからここは俺に任せてくれ」

恭介「……すまん。寮長にもそう言っておいてくれ」

生徒「気にするな」

恭介(俺は部屋へ戻った。もう夕方だった)



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