過去ログ - あーちゃん先輩「ねえ棗君、そろそろ私のこと名前で呼んでくれない?」恭介「えっ?」
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39:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 21:20:28.58 ID:j5+ZRlgk0
恭介「この作戦を実行するなら、もはや一刻の猶予もない。実質これがラストミッションとなる」

真人「急になに言ってんだ?」

恭介(早めの夕食を食っていると隣に真人が座ってきた。こいつも早飯らしい)

恭介「詳しい事は全てが終わってから話してやるよ」

真人「モグモグ…別に聞きたいって言ってるわけじゃねえけどな……まあ頑張れよ、明日の学校遅刻すんなよな…モグモグ…」

恭介「言われなくとも!」

校門

恭介(金よし、非常食用の一切れのパンよし、いざという時のナイフよし、夜道のためのランプよし、父さんの熱い想いよし!)

恭介「これだけあれば理樹達のところへたどり着けるはずだ…」




………
……………

15分前

理樹『それで携帯が水没しちゃってさあ…今修理に出してるところなんだ』

恭介「そう言うことだったのか…」

恭介(女子寮から脱出したあと、案もなく途方に暮れているところへ知らない番号から電話がかかってきた。三枝の携帯でかけたらしい)

理樹『それで話によると二木さんは用件を言いそびれてたんだよね。二木さんは今、手が離せないから僕が言うよ』

恭介「なに?理樹がか?」

理樹『伝えないままはなんだか気持ち悪いし恭介に言っておこうと思ってさ。僕もさっき言われて初めて知ったんだけど』

恭介「さすが俺の理樹だな。最近のやつにしては思いやりを持って育ってくれたぜ!」

理樹『聞かなくていいの?』

恭介「ああ悪い!さあ早く言ってくれ。その携帯も水没する前にな」

恭介(いま言った言葉は半分冗談のつもりだった。しかし俺は忘れていた。今の俺は神に弄ばれているということを)

理樹『あはは…それじゃあ言うよ?彼女の名前は…』

恭介(次の『あっ…』という声と、ぽちゃんという音の数秒後に音が唐突に、完全に切れた)

恭介「……………」


……………
………


恭介(このままでは、明日確実にあいつと学校で鉢合わせするだろう。そこで名前呼びを強要されるだろう。ならばこれから今すぐ無理やり聞きに行くしかない)

恭介「行くか…理樹達の隠れ家へ!」


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