過去ログ - あーちゃん先輩「ねえ棗君、そろそろ私のこと名前で呼んでくれない?」恭介「えっ?」
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49:名無しNIPPER[saga]
2015/11/26(木) 23:31:37.87 ID:j5+ZRlgk0
恭介(ゴクリ…)

あーちゃん先輩「…教えてあげないわ!じゃん♪」

恭介「へっ…」

あーちゃん先輩「だってその方が面白いじゃない!このまま知らないで仲を深めていくのも悪くないと思うわ」

恭介「な、なんだと…」

あーちゃん先輩「名前を知らないまま結婚!なんていう夫婦もアリだと思うの。ここまで来たらむしろそれを目指すべきよ」

恭介「目指さんでいい!」

あーちゃん先輩「だからその第一歩として…」

恭介「はっ?な…ちょっと待て…!」

恭介(あいつは椅子から立ち上がって俺の肩を持ち出した。そして顔をゆっくり近付けてくる)

チュッ

あーちゃん先輩「はい。これであなたは名前を知らない女の子にキスした最低な男よっ」

恭介(唇が濡れた。それはとても柔らかいものだった。こんな柔らかいものがこの世にあったのか)

恭介「お前……」

あーちゃん先輩「あっ!ごめんなさい、怒った!?」

恭介「いや、なんつーかもう…お前には敵わねえよ」

恭介(きっとこれからもこいつにだけは勝てない気がする)

キーンコーン

恭介・あーちゃん先輩「「あっ」」

恭介(チャイムの音がなった)

恭介「そういえば俺はともかくお前はこんなところに居ていいのか?」

あーちゃん先輩「私はあなたという人間を看病するとても重要な任務に就いているのです。彼女が彼氏の元に行くのは当たり前でしょ?」

恭介「お前なあ…」

あーちゃん先輩「…今日はこのまま1日休んじゃおうかしら?でもずっと横でいるのも退屈だし……そうだわ!次は添い寝っていうのはどうかしら!?」

恭介「勘弁してくれ!」

恭介(まあ、しかし、なんだかんだで最後は上手くいくもんなんだな。手のひらで踊らされた気がしないでもないが一応神様には感謝しておこう)










終わり


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