過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 14
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283: ◆xjSC8AOvWI[age saga]
2016/02/06(土) 01:56:42.04 ID:RRXcWqLW0
さやか「ううん、じゃあいいよ。せっかくの二人きりの時間邪魔するわけにもいかないし!」
恭介「いや、別に二人きりっていうか、そういうわけじゃないんだよ。ただ練習してるだけだし」
さやか「そんなこと言ったら彼女がかわいそうでしょ?」
さやか「ていうかさ、別にあたしが居たってたいしたアドバイスできるわけでもないし」
さやか「プロ目指してるバイオリニスト同士が切磋琢磨してるところに
あたしみたいな音楽知らないトーシローが居ても場違いもいいとこじゃん」
恭介「別に僕はそんなふうには…」
さやか「だから―――もういいって言ってるじゃん!」
さやか「あたしがあんたらと一緒には居たくないんだよ……! どうしてそんなこともわかんないの?」
あの女の人の顔、どこかで見たことがある気がする。 ……たしか、彼女もバイオリン奏者としてそこそこ有名な人だ。
話したりしたことはないけど、恭介と同じバイオリンスクールの……
彼女はきっと、恭介だけじゃなくて恭介のバイオリンにも理解がある。
バイオリン一筋の恭介に、同じバイオリン奏者の彼女なら案外お似合いなのかもしれない。
一番の理解者という立場……… それすらも奪われちゃうのかな。
外に飛び出してきてしまった。
家の傍で立ち止まって、さっき言ったことを後悔していた。
別に彼女になんてなれなくてもいい。それでも恭介はあたしのことを特別に大切に思ってくれている。
腕を治してあげられればそれでいいと覚悟した、はずなのに。これじゃ……
さやか(………綺麗な二重奏)
さやか(やっぱり、二人の演奏を聴くって言えばよかったな)
さやか(そうすればまだ恭介の大切な友達ではいられたのに……)
さやか(あたし自身の手で友情まで壊してどうするのよ……)
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