過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 14
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873: ◆xjSC8AOvWI[age saga]
2016/04/03(日) 20:51:23.89 ID:7LkwBq/h0

キリカ「……あ、私こっちの道なんだ」

まどか「はい。また明日」

キリカ「うん」


 エイミーの居た場所よりもう少し進んだ分かれ道で、私たちは別れた。

 そこから少し進んだところに自宅があって、
 さらに駅の方向に進むとあの時見た『暁美』のアパートがあった。


キリカ(――『暁美』のこと、やっぱりまどかも知らなかったんだ)

キリカ(けれど、暁美はまどかたちのことを知っている)

キリカ(あんな話を聞いたらますます気になる……)

 自宅を過ぎて、少し駅のほうに進んだところで一度足を留める。

キリカ(……やっぱり、そんな得体のしれない人に私だけで関わりに行くべきじゃないんだろうな)

キリカ(なんの力も持たない私が一人で行ったところで、何ができるんだろう?)


 考えていると、どこからか声をかけられた。
 ……いや、“脳裏に声が響いている”といったほうが正しいのか。


『悩んでいるの? 行くか、行かないか』

『でも貴女は結局踏み留まる。賢明ね、それでいいの』

『もう彼女に近づくのはやめておきなさい』

『命が惜しければね』



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