過去ログ - 卯月「凛ちゃん、踏んでください!」
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4:名無しNIPPER[sage ]
2015/11/21(土) 10:10:44.95 ID:WTM93xCR0
珍しい、と凛は思った。
普段から卯月は我儘や自分の希望を言わない方だ。
その卯月がここまで言うというのは、余程のことなのだろう。

「もしかしたら、新しい景色が見えるかもしれないから!」

そう強く訴える卯月に、凛はかつての自分の姿が重なった。
何をすればいいか分からず、それでいて心の底では何かを求めて、アイドルという可能性の扉を叩いた自分。

スカウトを受けたあと、両親にアイドルになることを告げるときはとても緊張した。
はたしてアイドルとして成功するのか、学業と両立できるのか、店の手伝いはどうするのか。
疑問も不安も尽きなかったが、それでも進むことに決めた。

何かを変えるのは、怖い。

だからこそ今、卯月の決断を、意思を、勇気を、尊いと思った。
無下にしてはいけないと思った。


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