過去ログ - 姫「ボクの名は姫! 誇り高き勇者の血を受け継ぐ者!」
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122: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/29(日) 20:13:41.82 ID:Dr3RY0P00
チェロ弾き「くっ、予想外だった…。学者殿が魔王を討つのに協力的だったのは、そういう理由か…!!」

側近「よくも魔王様をぉ!」バッ

側近が学者に飛びかかっていった。だが学者は余裕の笑みを浮かべ、その隣で王子が側近に向け手をかざし――

ゴォッ

魔王子「側近――っ!!」

王子の手により、側近は一瞬で塵となった。

学者「ムダムダァ! 今や殺戮兵器となった王子と、それを操れる私に勝てるわけないだろう!!」

姫「王子…」

目の前で、何の動揺も見せず魔物を葬った王子を見て姫はショックを受ける。王子の心は本当に封じられてしまったのだ。あの王子は、姫の知る王子ではない。

学者「私は貴方達など眼中にない。黙って去れ」

姫「ふざけんな、王子を返せ! よくも執事を殺したな! お前を放っておくわけにはいかない!!」

学者「なら…」

――ドガアァン

とっさに回避したが、姫のいた場所には大穴が空いていた。
こんなもの喰らったら、ひとたまりもない。

姫「王子がボクを殺そうとするなんて…」

チェロ弾き「王子様の心は今、学者に支配されています。それが魔法による呪縛なら、学者を倒せば王子様の心は元に戻るかもしれません!」

姫「オーケー! 狙いは学者だね!」

そう言って姫は学者に向かって走るが。

学者「そうはさせない…王子、私を守れ!」

王子「…」ドォン

姫「…っ!」

学者「馬鹿め。私を討つには王子を突破せねばならない。お前達ごときにそれは不可能だ、フハハハハッ!!」




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