過去ログ - 姫「ボクの名は姫! 誇り高き勇者の血を受け継ぐ者!」
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129: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/29(日) 20:19:40.94 ID:Dr3RY0P00

その後、魔王と魔王子を失った魔物の国は衰退し、魔物達は大人しくなった。
魔物からの圧が無くなった人間達の社会は、少しずつであるが、活気を取り戻していた。

そして勇者の国は――

姫「あぁーっ、資料ばっか見てたら、頭おかしくなってくるわーっ!!」

王子「これも国民の為です姉上。公務は王族の義務です」

姫「あうぅ、兄上は本当に偉大だったねぇ…」

音楽の国より国を返還され、姫と王子が治めていた。勿論、様々な人の手を借りてはいたが。

王子「ところで姉上、音楽の国で行われるパーティーですが…」

姫「ボクは踊らないよ」

王子「魔王をも魅了した舞を見たいという方は沢山いるでしょうに」

姫「勘弁してぇ。そういうの、ボク本当に好かないんだから」

あれ以来、姫は踊っていない。
舞は元々魔王に取り入る為の手段であって、好きでやっていたことではない。


兵士長「姫様、不審な来訪客が来ました。姫様にお会いしたいと…」

姫「ボクに? 誰だろ」

王子「姉上は遊び歩いて友達が沢山いますからねぇ…」

姫「真面目に仕事してるから、いいじゃーん! それに遊び歩いてるつっても、健全な遊びしかしてないよ!」

兵士長「訪れたのは、側室と名乗る、赤ん坊を抱えた魔物の女です」

姫「側室さん!?」

姫は面会を許可した。




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