過去ログ - 姫「ボクの名は姫! 誇り高き勇者の血を受け継ぐ者!」
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/11/23(月) 18:18:53.89 ID:Lruyaxur0
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笛吹き(姫は、まだいるか)
笛吹きは衣装を替えると、泉へ急いだ。
あの泉は丘のふもと、城への襲撃に気付かぬ場所。
思いの外、かなり遅くなってしまった。それだけ、姫が泉を離れ襲撃に気付いてしまう可能性が高くて…
笛吹き(泉に…)
泉が見えてきた。
人影は――あった。
その姿を見てホッとしたが、すぐに気付いた。あれは姫じゃない。男だ。
執事「笛吹き様ですか?」
笛吹き「お前は…? 姫はどこに…」
男の着ている執事服を見て、すぐに城で仕える者だとわかった。
執事「姫様は――…」
そして、執事の口から出た言葉は。
執事「亡くなりました…城を襲撃した魔物に襲われて」
笛吹き「――っ!!」
笛吹きの頭に、岩を落とされたような衝撃が走った。
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