過去ログ - 姫「ボクの名は姫! 誇り高き勇者の血を受け継ぐ者!」
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/11/25(水) 19:25:36.24 ID:GQVg3txd0
舞姫「魔王子様、何か御用でしょうか?」
魔王子「一つ忠告しておく。父上に抱かれて取り入ろうというのは無駄だからな」
舞姫「…何のことでしょうか?」
魔王子「父上はかなりの好色家で、あちこち女に手を出している。父上の愛人になったからと『特別』な存在にはなれないぞ」
舞姫(…魔王子はボクを助けてくれた…のか?)
だから無理矢理理由を作って、部屋に入ってきたのか。
もしかしたら、魔王子は魔王の好色家な部分を良く思っていないのか…。
舞姫「ご忠告感謝致します、魔王子様。ですが1つ訂正させて頂くと、私はそんな下心など抱いていませんわ」
魔王子「そうか。そういう下心を持って父上に近付く女が多くてな。気を悪くしたなら、すまなかった」
舞姫「…」
その中には、自分のように魔王の命を狙ってきた女もいたのだろうか。
何にせよ、あの場は魔王子に助けられたというわけだ。
舞姫「…お心遣い感謝しますわ、魔王子様」ギュッ
魔王子「!!」
舞姫が手を握ると、魔王子は即座に硬直した。
そして魔王子の様子を伺いながら、ゆっくり顔を近付ける。
舞姫「ご興味がおありでしたら、是非魔王子様も、私の舞をお近くで…」
魔王子「」プルプル
舞姫「では魔王子様、お休みなさいませ♪」クルッ
チェロ弾き「魔王子を誘惑する作戦に切り替えましたかな?」
舞姫「違う。確かめただけ」
チェロ弾き「確かめた?」
舞姫「あいつ…やっぱ、すっごいウブ」
魔王子「……」プルプル
魔王子(女に触れた女に触れた女に触れた女に触れた)
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