過去ログ - 姫「ボクの名は姫! 誇り高き勇者の血を受け継ぐ者!」
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8: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/21(土) 18:07:55.35 ID:LnoxrNYl0
姫「ボクは姫! ここによく来るんだ、宜しくね!」

?「姫? もしかして勇者の国の姫か?」

姫「そうだよ。あ、知ってた?」

?「あぁ…。とんでもねぇじゃじゃ馬姫だと聞いているぜ」

姫「あはは、その通りかもね〜」

小さい頃から男の子に混じってヤンチャしてたし、街の不良ともよく喧嘩して、今日だって勉強をサボって遊びに来ている。
髪をバッサリ短く切ったのだって、勝手に自分でやったことで、皆目が飛び出る程驚いたものだ。

笛吹き「俺は…笛吹きだ。旅をしている」

姫「へぇ旅人! 色んな国を回っているの?」

笛吹き「まぁ…な」

姫(うーん、人と話すの嫌いなのかな?)

何となく人を拒絶する雰囲気がある。
それなら無理させる必要はないので、自分は立ち去ろうか…と思った、その時。

猫たち「にゃーにゃー」

笛吹き「お、猫じゃん」

笛吹きの顔はパッと明るくなった。

姫「あ、キミもおやつあげてみる?」

笛吹き「いいのか、じゃあ…」

猫たち「にゃー♪」

笛吹き「おぉ…」ホワーン

粗野な男だと思っていたが、案外そうでもないらしい。
猫におやつをやりながら、顔はもうデレッデレだ。

姫「…そう言えば、笛吹きが動物を操る物語を読んだことがあるなぁ」

笛吹き「あー、楽器使いの中にはそういう特殊能力を持つ奴もいるなぁ」

姫「ねぇ、キミはそういうのできないの?」

笛吹き「そうだなぁ…」スッ

笛吹き(リラクゼーション効果のある曲なら…)<♪ビュロロロ〜ン、ボリボリボリ〜

猫たち「フギャアアァァ」

姫「うわあぁぁ、頭が、頭が痛い!! ボクの中の何かが目覚めそうだああぁァッ!!」

笛吹き「………」

姫「凄いね笛吹き! よくわからないけど凄まじい特殊能力だったよ!」

笛吹き「……お前、それは天然か? 嫌味か?」ズーン




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