過去ログ - 姫「ボクの名は姫! 誇り高き勇者の血を受け継ぐ者!」
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9: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/21(土) 18:08:28.34 ID:LnoxrNYl0
猫たち「にゃー」

姫「じゃあね〜、ニャンコ達ぃ〜♪」

笛吹き「……なぁ、1つ聞いていいか?」

姫「ん? なに?」

笛吹き「一国の姫君が、こんな所で護衛もつけず遊んでていいのか?」

姫「いや駄目だよ」

笛吹き「あのな……。ここ数年で弱体化したとはいえ、まだ魔物がウロウロしてるんだぞ」

姫「大丈夫〜ん♪」

姫はそう言うと、懐から短剣を取り出した。

姫「ボクにだって勇者の血は流れているんだもの! 襲いかかってくる魔物は、コレで返り討ちさ!」

笛吹き「はーん…じゃ強いんだ、あんた」

姫「まぁね〜。ボクは将来、騎士になるから!」

姫はそう言いながら短剣をシュッシュと振り回し、鞘に収めた。
この一連の動作がかっこいい、と姫は思っている。

笛吹き「発展途上ってとこだな」ボソッ

姫「え?」

笛吹き「いや別に。けど勇者の国の姫君は、噂以上のじゃじゃ馬だってことは判明した」

姫「だろう!」フフン

笛吹き「いや褒めてねーし。むしろバカにしてるんだし」

姫「いいよ。『美しく高貴なお姫様〜』みたいなおべっかよりずっとマシ」

笛吹き「おべっか…いや、おべっかだけじゃないだろ」

姫「え?」

笛吹き「少なくとも……美人さんであることは間違いないし」

姫「…」

姫「それはボクも否定しない」

笛吹き(謙虚さゼロかよ、可愛くねぇ…)




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