過去ログ - 姫「ボクの名は姫! 誇り高き勇者の血を受け継ぐ者!」
↓
1-
覧
板
20
92
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/11/27(金) 19:36:13.40 ID:P2IzvGYh0
舞姫「ねぇ魔王子様…」スッ
魔王子「!」
頬に触れると魔王子はいつも通りビクつく。だが、構うものか。
舞姫「私…これ以上、人々が恐怖し、不幸になっていくのは耐えられません」
魔王子「そう…だよな」
舞姫「魔王子様も魔王様と同じく、人間との争いを望んでいるのですか?」
魔王子「断じて違う!」
――信用できない。
魔王子「俺だって、誰かが不幸になるのは望まない!」
舞姫(…なら何で、魔王と共に勇者の国を襲ったんだ!)
怒鳴りつけてやりたい衝動をこらえる。
魔王子の言葉は嘘ではないだろうが、完全に信用もできない。
舞姫「魔王子様…魔王様を止めることはできませんの?」
魔王子「…そんなことは、誰にもできない。父上の、先祖の雪辱を晴らそうという意思は固い」
舞姫「…そうですか」
舞姫は手を引っ込める。
魔王子を焚きつけてやろうかと思ったが、この様子では期待できそうにもない。
舞姫「魔王様がいずれ満足され、平和になる日が来ることを願いましょう」
魔王子「そうだな…」
そんな日は来ないだろうと、わかっていたけれど。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
138Res/117.08 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 姫「ボクの名は姫! 誇り高き勇者の血を受け継ぐ者!」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1448096647/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice