過去ログ - 新田美波「リレー小説ですか?」 武内P「はい」
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13: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/11/22(日) 01:12:13.55 ID:kbm1l8E00
美波「さて。次は凛ちゃん」

美波「智絵里ちゃんの渡したバトンをどんな風に――」




――轟、と風を切る音。

さつきが右手を掲げると、周囲の空気が歪み、ぐっと重みを増す。
その異様な気配を恐れた悪魔達は、無意識のうちにその足を後方へとずらしていく。

「もう、遅い」

そう、遅すぎる。今さら逃げようとも、彼らに未来の選択は訪れない。
すでにさつきの体内では、練り上げた魔力が唸りをあげ、放出の時を今か今かと待ち望んでいるのだから。

「我が魔力の一撃、全てを染め上げ、悪魔に安寧の眠りをもたらす」

呪文の詠唱を終えたさつきは、溜めこんでいた全てを一気に解放する。

「受けよ、『蒼の楽団(アズール・ムジカ)』!」

蒼の光に包まれる一帯。
それが収束した時、立っているのはさつきだけだった。

「……悪魔退治、完了です」

今宵も彼女は束の間の安寧を勝ち取り、明日を夢見て床につく。



美波「作風が違いすぎる……」



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